テーブルの挽物足の修理
2022/07/04 Mon 16:56

4本足のテーブルの挽物足の修理をしました。
挽物とは「ロクロ」で回し加工したものです。
ひどい割れのものが2本あったので、一本はパテで、一本は埋木しましたが、その工程をご紹介します。
欠けたパーツは処分してしまったようで、まずは欠けた場所を上の写真のように「のみ」で処理していきます。

樹種はチークのようですが、手持ちに塊がなかったので、オーク、赤身の強いレッドオークがあったので、
それを使いました。
これを整形していきます。


「のみ」とペーパーで整形していきます。
不完全な接着だと、オークのような堅木の「のみ入れ」で外れてしまうので、この時点でまだ接着していません。


接着して、染色、塗装して仕上げました。
挽物修理は、こんなものでも時間がかかるので、強度のこともあり一本まるまる作り直しを
勧めることがあるのですが、その挽物屋さんが廃業してしまい、都内では作ってくれるところが
なくなってしまいました。
コップのようなものはやるところがありますが、70cmくらいのものをやるところはどうでしょう?
ないのではないかと思います。(あっても高い!!)
しょうがなく直した感じではありましたが、えらく感謝されたので、やってよかった。
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