教会のドアー1
2011/05/28 Sat 20:17
先日、といっても震災前だから2月以上前に、知り合いのデザイナーから、古城のドアは手に入るか?
という問合せを受けました。ホテルのエントランスとして使うとのこと。
面白そうだと思い、色々調べました。城の扉、それもフランス物という指示付き。
城の扉は出物が少ないということで、残念ながら手に入れることが出来ないという結論に至りました。
いや、あるには有ったんですが、買い付け価格でウン千万とかで。
美術品でしょ、それ。みたいな物は見つけました。とてもつかいきれ無いです。
あとは、、、あやしいものばかり。
お城というのは、日本でもそうだと思いますが、数が少ないし、保護の対象に有るのか?
比較的、数が多いヨーロッパでも、切り売りされたりすることが少ないようです。
あまり引き伸ばしても迷惑をかけるだけなので、ここで一区切りとさせていただきました。
せっかく問合せを頂いたのにお役に立てず、申し訳ない思いです。
教会などは、取り壊されることが多いので、(といっても大分少なくなってきた)教会のドアならまだ、
見つけることが出来たのですが、、、
数年前に、ブリリアマーレという有明に出来た大きなマンションに、教会のドアー納めました。
その時の話を。
マンション最上階に豪華なBARを作るということで、エントランスに使える、
ゴシックの教会ドアーを2セット納めました。
デザインは、㈱スーパーポテトさん。
物はイギリス製で、1910年ごろのもの。出所も一緒の2セットが出ることは珍しいのですが
運良く2点、手に入れることが出来ました。
しかしコンディションがよくない。アンティークとしては悪いほうではないですが、そのまま使うには
難しいという判断をしたので、日本で修理をすることになりました。
入荷したばかりの写真です。

表面ですが大分くたびれていましたので、ストリップ(古い塗装面を落とすこと)する必要がありました。
そこで問題は、すべて落としきってしまわず、「アンティーク」を残しつつ、が問題です。
これが厄介なのですが、、、、仕上がりを予想しながら、すべて勘で行います。
最終的には染色して、フレンチポリッシュすることでいろサンプルも何点か作ることになりました。
色サンプルも、新材では都合が悪いので、同じ材料を使いました。
どこに?
写真を見ますと、下の部分が朽ちてきています。あらかじめ少し、詰めなくてはいけない事に
なっていたので、その端材を使うことにしました。

これが裏面です。
表面と裏面の色が違うのは、よくあることですが、教会のドアまでもそうなのですね。
べた塗りのペンキ。大分痛んでますが。これもストリップすることにしました。
鍵箱は装飾として残し、ハンドル・ラッチ機能は生かすということになりました。
これはあまり使いたがらない人が多いですが、オリジナル重視といというところは、さすがです。
つづく。
東北大震災に際し、売り上げ一部を寄付する形でSALEを行ってます。
KUMUTOで扱う商品です。
一律 50%OFF として、売り上げの一部をと考えています。
6月末まで行いますので、宜しくお願いいたします。
☆ お帰りの際も、是非押していって押していってくださいまし!☆


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という問合せを受けました。ホテルのエントランスとして使うとのこと。
面白そうだと思い、色々調べました。城の扉、それもフランス物という指示付き。
城の扉は出物が少ないということで、残念ながら手に入れることが出来ないという結論に至りました。
いや、あるには有ったんですが、買い付け価格でウン千万とかで。
美術品でしょ、それ。みたいな物は見つけました。とてもつかいきれ無いです。
あとは、、、あやしいものばかり。
お城というのは、日本でもそうだと思いますが、数が少ないし、保護の対象に有るのか?
比較的、数が多いヨーロッパでも、切り売りされたりすることが少ないようです。
あまり引き伸ばしても迷惑をかけるだけなので、ここで一区切りとさせていただきました。
せっかく問合せを頂いたのにお役に立てず、申し訳ない思いです。
教会などは、取り壊されることが多いので、(といっても大分少なくなってきた)教会のドアならまだ、
見つけることが出来たのですが、、、
数年前に、ブリリアマーレという有明に出来た大きなマンションに、教会のドアー納めました。
その時の話を。
マンション最上階に豪華なBARを作るということで、エントランスに使える、
ゴシックの教会ドアーを2セット納めました。
デザインは、㈱スーパーポテトさん。
物はイギリス製で、1910年ごろのもの。出所も一緒の2セットが出ることは珍しいのですが
運良く2点、手に入れることが出来ました。
しかしコンディションがよくない。アンティークとしては悪いほうではないですが、そのまま使うには
難しいという判断をしたので、日本で修理をすることになりました。
入荷したばかりの写真です。

表面ですが大分くたびれていましたので、ストリップ(古い塗装面を落とすこと)する必要がありました。
そこで問題は、すべて落としきってしまわず、「アンティーク」を残しつつ、が問題です。
これが厄介なのですが、、、、仕上がりを予想しながら、すべて勘で行います。
最終的には染色して、フレンチポリッシュすることでいろサンプルも何点か作ることになりました。
色サンプルも、新材では都合が悪いので、同じ材料を使いました。
どこに?
写真を見ますと、下の部分が朽ちてきています。あらかじめ少し、詰めなくてはいけない事に
なっていたので、その端材を使うことにしました。

これが裏面です。
表面と裏面の色が違うのは、よくあることですが、教会のドアまでもそうなのですね。
べた塗りのペンキ。大分痛んでますが。これもストリップすることにしました。
鍵箱は装飾として残し、ハンドル・ラッチ機能は生かすということになりました。
これはあまり使いたがらない人が多いですが、オリジナル重視といというところは、さすがです。
つづく。
東北大震災に際し、売り上げ一部を寄付する形でSALEを行ってます。
KUMUTOで扱う商品です。
一律 50%OFF として、売り上げの一部をと考えています。
6月末まで行いますので、宜しくお願いいたします。
☆ お帰りの際も、是非押していって押していってくださいまし!☆



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