グラビール
2010/07/03 Sat 10:54

クリスタル
Φ57h87
\2000
引越しは雨にも見舞われず、やっと終わりました。
でもこの時期はやっぱりつらいですね!
さて、ホームページを立ち上げ、半年になろうといています。
8月にはブログ掲載しているアンティークのSALEを考えています。
又近くなりましたら、お知らせしたいと思います。
さて写真のガラスはデキャンタの詮です。いつものやつですね。
前回紹介したのと違うのは、グラビールと言う技法で処理されています。
簡単に言えば、サンダーでガラスを削って成型すると言うもので、ここでは
大量の水を使います。
ガラスと水って、余りつながりが無いように思いますが、あるんですね。
工場で作られた、熱々のガラスは十分に冷まされても、そのまま使えるものでは有りません。
バリがあって危なかったり、グラビールのような加工が必要なデザインのものがあって、
次の加工場へ渡されます。
さて何で水を使うのかと言えば、高速で削られるガラスは、とても高温になります。
水をかけずにいると、割れてしまうからです。
不思議ですがガラスは、熱で伸びたり縮んだりする変なやつです。
万物、熱膨張で膨らむのはアタリマエなんですが、ガラスではイメージしづらいですね。
こいつ膨らんでるのか?って。
で、ガラスは急激な熱の変化に滅法界、弱いんです。
歪という言い方をしますが、ガラスに熱いところと、冷たいところが同居できないのです。
熱いところは膨らもうとするし、冷たいところは嫌だ嫌だと。
そして爆発(割れます)します。
と、簡単に言うとそんな仕組みらしいです。
家にあるガラスに熱湯注ぐ人はいないと思いますよね。
「うちのお茶を入れるガラスはガラスだよ」と言う方は、ガラスに耐熱ガラスと書かれているか、
パイレックスなどと商品名が書かれていると思います。


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