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アンティーク照明の修理

2020/12/25 Fri 12:26

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アンティークの修理をやらせていただきました。
当初、シャンデリアというとでしたが、行ってみるとこれもこれもと結局7点ほどまとめて、
この際だからお願いしますということで、修理させていただきました。

購入されたのはバブルの頃だということで、30年以上前のコードやスイッチ。
痛みも激しく、乱暴な結線もあり、切れかかっているものもあったので、全てやり直しです。
コードはツイストコードという、布のコードを捩ったもの(よじったもの)を使います。
昔はイギリスのコードを使っていましたが、細いコードなので、
電圧の低い日本では発熱して、危険なので新たに日本の規格にあったコードを使います。
写真のような照明で大きいW数の電球を使うことはないので、器具と相談しながらその辺は決めていきますが、
最近はいろいろなところで作られていますから、それを使っています。
ただちょっと問題がありまして、、、、この日本製のコード、全てが太いんですね。
かっこ悪いし、何より器具内配線するときに穴が小さいと、通せない問い難点があります。
穴を広げて通せればいいですが、そういかない品物も中にはあります。

器具内を通すコードは、Gゲルを昔は使っていましたが、最近は ビーメックス線がもっぱらです。
ビーメックス線はポリエチレンが皮膜になった電線ですが、コシがあって器具内配線は適しています。
Gゲル線は、シリコンとガラス繊維でコシを出していましたが、少々べたつくので、嫌がる人はいますね。

とにかく、綺麗になって修理完了です。
日々、こうやっ良いものは受け継がれていきます。


アンティークショップ KUMUTO
骨董・美術品なんでも高価買取致します。
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