アンティークの写真 ・ Antique・Photo
2010/02/28 Sun 20:00
今日は KUMUTO で取り扱うアンティーク写真を、ご紹介したいと思います。
100年ほど前のアンティークのネガを、焼きなおし額装して販売しています。

古いネガを入れる紙ケース。今も変わりませんね。綺麗です。
古いフィルムメーカーは、John Barker・Kodak・SELO・SLOGAS・ENSIGN 等々です。
知らないメーカーも有りますね。
銀塩写真をやっている方はご存知だと思いますが、私はKodakとSELOしか知りません。
当初このネガをどうするか色々なところへ相談に伺いました。
その中にはFUJIフィルムさんのラボだったかな?DOIさんだったかな?
あの戦艦大和の写真を現像した方もいらっしゃいました。
歴史の教科書に載ってるあれです。古いネガを持って担いで、すごい人に会えたものです。
そこでは、なんとかしましょうと言っていただきました。今から10年以上前の話です。
「出来上がりましたよ」と連絡があって伺い見せてもらった写真には100年前の風景が映っていました。
うぉー写真。すごいぞ!!「傷が無いものを選んでこれを現像した」と仰ってましたね。
しかし手作業で現像と言うこともあって、高額になってしまい、そのときは断念しました。
10年以上前の話です。
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時は流れて
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数年後。デジカメが普及しだし、プロ用の一眼レフなども出始めたころです。
デジタルスキャナーと言うものがあることを知り、プロ使用で相当いいレベルまで来ている。と言うのをプロに聞いて、
今度はそれで試してみようと言うことになりました。
まずはコンピュータにスキャナーでデータとして取り込んで、傷などを修正して、プリントします。
今、街中でデジカメプリントしているものは、そういったプリンターと言うのをそのとき始めて知りました。
質的に劣ることは無いようですし、見分けは付かないよ。と印刷所で言われました。
ホントかな?
ほんとでした。
先日、TVで銀塩カメラとデジカメ一眼と見分けが付くか!?というコーナーをやっていたんですね。
見ていたところ、ほとんどの人が見分けられてない、ということらしいです。
最後に出てきたのが、カメラマンの「不肖!宮嶋」 で有名な 宮嶋茂樹 先生!!
先生見分けてください~~
結果駄目でした。先生撃沈。
プロが分からないところまで、来ていることを知りこのやり方でもいいカナと思った次第です。
また、データで残しておくことも必要ではないかと。フィルムは焼けてしまえば終わりですから。
なんにしても、コストを下げることに成功しまして、いまの値段まで下げることが出来ました。
次はフィルムを見ていきます。

達筆すぎてなんて書いてあるのか、分かりません。
1927年。旅行したときの写真らしいです。

フィルムのサイズは今のものと違います。もちろん一枚づつのものです。
しかしパッケージデザインが今とほとんど変わってない。どいうこと?

作業現場で働くおとこ。
長靴、いいですね。後のトラックもカッコいいと思いませんか?あのタイヤの細さ。ク~~!!たまらん。
帽子に皮手袋。おしゃれです。さすが英国。
何の作業してる人でしょう?というか、思いっきりポーズとってますが、カメラマンは何と言って撮らせてもらったんでしょうね?
そんなことをいろいろ考えてしまいます。
黒いシンプルな額に入れて、オフホワイトのマットを敷いて、ガラスで閉じました。

どうですか?なんとも言えずカッコいい。これも100年ほど前の写真です。
イギリスなんでしょうか?こんなビルのある都市はどこ?
写真家の方や、写真素材をお探しの方、インテリアデザイナーやコーディネーターの方。いかがでしょうか?
KUMUTO のホームページよりお求めいただけます。
Photos&Cardsからどうぞ!お待ちしています!