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グラムフォンの修理

2023/03/18 Sat 15:46

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グラムフォンの修理をやっています。
とにかく数が多く、コンディションも良くないので、直すのが大変ですが、
頑張っています。
お目にかかれないものもあるので(E.M.Gが多い感じ)楽しんでやっています。
この時代のものは音量調整などボリュームがあるわけもなく、
全開の音が響き渡ります。
現代ですと、防音の設備を整えたお部屋で楽しむ感じでしょうか?

当方でやっているのは、主に外装です。
塗装を当時の方法に近いもので、同じような色にやり直し、くすんだ金具を磨いて、
剥がれた突き板を補修して、フェルトを貼り直し。
マシンには手を触れていません。



アンティークショップ KUMUTO
骨董・美術品なんでも高価買取致します。
東京都稲城市矢野口480-1
E-mail info※kumuto.jp
(アドレスの※を@に変えて送信してください)
TEL:070-6515-2188




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チェストの修理

2022/11/03 Thu 12:51

天板の塗り直しの依頼を受けて、塗り直しと、その他の修理をしました。

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天板の輪じみや、傷、日焼け気になるとのことでした。
塗装はクリア塗装が施されていたので、ストリップしてからフレンチポリッシュを施すことにしました。

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生地出しが完了し染色していきます。

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染色し、シェラックの塗り重ねを5回ほどしたところです。
きれいな木目が出ました。
目止めされたものよりこちらの方が、美しいですね。

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ワックスで仕上げて完成です。
引き出しの調整と鏡板の塗装の修正、他にも色々とやりました。
カナダの家具らしく、とても大振りの立派なものです。
大事にしたいと、お預かりした家具なので、丁寧に仕上げさせていただきました。





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テーブルの挽物足の修理

2022/07/04 Mon 16:56

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4本足のテーブルの挽物足の修理をしました。
挽物とは「ロクロ」で回し加工したものです。
ひどい割れのものが2本あったので、一本はパテで、一本は埋木しましたが、その工程をご紹介します。
欠けたパーツは処分してしまったようで、まずは欠けた場所を上の写真のように「のみ」で処理していきます。



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樹種はチークのようですが、手持ちに塊がなかったので、オーク、赤身の強いレッドオークがあったので、
それを使いました。
これを整形していきます。


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「のみ」とペーパーで整形していきます。
不完全な接着だと、オークのような堅木の「のみ入れ」で外れてしまうので、この時点でまだ接着していません。


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接着して、染色、塗装して仕上げました。

挽物修理は、こんなものでも時間がかかるので、強度のこともあり一本まるまる作り直しを
勧めることがあるのですが、その挽物屋さんが廃業してしまい、都内では作ってくれるところが
なくなってしまいました。
コップのようなものはやるところがありますが、70cmくらいのものをやるところはどうでしょう?
ないのではないかと思います。(あっても高い!!)
しょうがなく直した感じではありましたが、えらく感謝されたので、やってよかった。


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金属の歪み

2022/05/02 Mon 17:37

照明のフリンジカバー ですが、作り直すことになりました。
下の写真からわかるように、真鍮製なのですが、ラッパのように割れてしまっています。
なんだか漫画の拳銃の銃口が破裂したときのようです。
無理な力がかかったこともありますが、経年変化で裂けてきたようです。
金属加工(へら絞り)などで、歪みが残った状態でいるとこのようになってしまうようです。


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近いサイズの型があったので、へら絞りで製作しました。
歪み抜きをして、これから磨きをかけて、穴を開けて、照明に取り付けて終了となります。
ガラスの歪み抜きは理解していますが、金属も一緒ですね。。

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アンティーク照明の修理

2020/12/25 Fri 12:26

名称未設定

アンティークの修理をやらせていただきました。
当初、シャンデリアというとでしたが、行ってみるとこれもこれもと結局7点ほどまとめて、
この際だからお願いしますということで、修理させていただきました。

購入されたのはバブルの頃だということで、30年以上前のコードやスイッチ。
痛みも激しく、乱暴な結線もあり、切れかかっているものもあったので、全てやり直しです。
コードはツイストコードという、布のコードを捩ったもの(よじったもの)を使います。
昔はイギリスのコードを使っていましたが、細いコードなので、
電圧の低い日本では発熱して、危険なので新たに日本の規格にあったコードを使います。
写真のような照明で大きいW数の電球を使うことはないので、器具と相談しながらその辺は決めていきますが、
最近はいろいろなところで作られていますから、それを使っています。
ただちょっと問題がありまして、、、、この日本製のコード、全てが太いんですね。
かっこ悪いし、何より器具内配線するときに穴が小さいと、通せない問い難点があります。
穴を広げて通せればいいですが、そういかない品物も中にはあります。

器具内を通すコードは、Gゲルを昔は使っていましたが、最近は ビーメックス線がもっぱらです。
ビーメックス線はポリエチレンが皮膜になった電線ですが、コシがあって器具内配線は適しています。
Gゲル線は、シリコンとガラス繊維でコシを出していましたが、少々べたつくので、嫌がる人はいますね。

とにかく、綺麗になって修理完了です。
日々、こうやっ良いものは受け継がれていきます。


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